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美容師の本音 (カットについて)

美容師の本音 (カットについて)

いつもシャンプーブローに来て頂いていたお客様が

カットしに来て頂けました(^o^)

302.JPGのサムネイル画像  303.JPG

前々回シャンプーブローに来て頂いた時に

お店でやっているカラーのご質問をされていたので

和漢彩染とハナヘナのご説明をしたところ

和漢彩染にご興味を持たれていたので

前回それで染めさせて頂き

この日はカットでした。



自分がカットをする前にブローさせて頂いた時は

なんかやりにくいなぁと感じていたのですが

やりにくいのをキレイに仕上げるのもプロの仕事のうちと思い

こんな感じでいいのかなぁって思いながら仕上げてました。

カットした本人が仕上げれば何てことはないのかもしれませんが・・・


今回カットさせて頂いて思ったことは

後ろに流すスタイルなのになんでここは残したのかなぁとか

後頭部に奥行きやボリュームを持たした方がキレイなのに

なんでえりはこういう感じに重さを残したんだろう

とかです。


これはこちらのお客様だけでなく

ご新規で来られる方には、いつも色々考えを巡らせてしまいます。


もしかしたら前の美容師さんは自分とは違うアプローチでスタイルをつくっているのかもとか

こういうカットがお客さんは好きなのかもとか

美容師側とお客様のご要望の接点の落ち着くところがこういうカットになってるのか?とか

ただ単に技術が未熟で,はっきりしたスタイルになってないだけなのか?とか


そういうのをあからさまには聞きませんが

それとなく話をしている中で探っています。


ここで自分のやりたくない事の一つに

前にカットした美容師さんへの駄目だしです。


相当ひどくてお客様もそれを感じているっていう場合は別ですが

ちょっと自分とは違うカットの仕方だなと思っても

もしかしたらお客さんはそれを気に入ってたのかもしれないし

美容師それぞれ良いと思うものの価値が必ずしも一緒ではないので

ここがこうだからダメっていうのが自分的に言うのが嫌なんです。


修業時代はそういうのドンドン言っていってお客さんを取り込んでいけ

と良く言われたものですが

なんか性格的な問題なのか、あまり気が進みませんでした。


自分に自信がないわけではなくて

ここはこうした方がやりやすいですよ、っていうのは言えるのですが

こんなカットしたらダメだとは何かいいにくかったです。

それは今でもそうで、親の教育のせいか

そんな事、口で言わなくても良いか悪いかはお客さんが判断するでしょう

って思ってしまうのです。


今回カットしに来て頂いたお客様にも

ここがこうなってたから駄目だとかは言いませんでした。


それこそご自身でブローされた時に以前よりやりやすくなった

と思っていただければ、もうそれで十分だと思います。


色々な美容師さんがいて様々な思いで施術をしてると思いますが

誰かをくさすと最終的に自分に返ってくるような気がします。


自分は職人の息子なので職人さんっぽい人が好きです。

一人前の職人っていうのは黙って自分の腕を磨いてる方がかっこいいです。

美容師も職人的な所がある人が好きですね。


自分もまだまだだけど、そういう美容師でいたいと思う今日この頃でした。

 

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