BLOG

ホームカラー(アルカリカラー)の弊害。

ホームカラー(アルカリカラー)の弊害。

こんにちは青葉台 美容室 Suuの鈴木です。

今日は前回ロングからバッサリカットして

パーマをかけられたお客様。

今回はカットとハナヘナをしました。

ビフォア

877.JPG

878.JPG

883.JPG

ホームカラーをされてパーマが伸びてしまったという事でしたが

アルカリカラーをすると確かにパーマが落ちやすいですが

ホームカラーに入っている

染めた後に傷ませないように見せる感触向上剤が

髪をコーティングしてしまい、重さでだれてしまうというのもあります。


ですので今回はその被膜をDO-Sシャンプーで

しっかり取り除いて、カットで重さを取ってから

ハナヘナをしました。

アフター

879.JPG

880.JPG

882.JPG

カットは下の長さは変えずに

トップに段をつけて全体的に軽くしました。

ハナヘナはナチュラルを使ったので

うすくオレンジが入って艶っぽくなったのと

髪の補強効果でパーマのリッジ感がなんとか少し復活しました。


ホームカラーでよくトリートメントカラー?みたいなのがあって

一見髪に良さそうに聞こえますが

トリートメントでカラーっていうのは基本ありえない話です。


黒髪を明るくするにはアルカリ剤とオキシ(過酸化水素水)がないと

出来ないのですが、これを髪につけると髪はダメージを受けます。

それ自体の質やパワーによって傷みの差がありますが

程度の差はあれ、明るく染まったということは髪が傷んだいうことです。


この傷みを隠すようにトリートメントという名の被膜で

コーティングしてしまうと、髪に良いどころか

逆に、より傷ませてしまうということがあります。


ホームカラーをすると、何日かしたら髪がバサバサしてきたとか

何かうまくまとまらないとか

実感されている方もいらっしゃるのではないでしょうか。


ここではあえて理論的な説明はしませんが

本当は傷んでいる髪を被膜で閉じ込めてしまうと

そうなってしまうことが多いです。


染めた直後はコーティングされて気づかないので

その傷みやまとまりの悪さが

実際何が原因でそうなってしまったのか

分からないでいる方も結構多いです。


これはホームカラーに限らず美容室のトリートメントなどにも言える事ですが、

カラーやパーマなど髪をアルカリ処理した後に

強い被膜で髪をコーティングしてしまうのは

髪により余計な負担をかけてしまいます。


ですのでトリートメントカラーというのは

ネーミング的に嘘に近い間違いで

誤解を生むなぁと思います。


美容師側からするとホームカラーは是非やめてもらいたい限りですが

それは、売上が減るからとかではなく

単純に扱いにくい髪になってしまうからなんです。


ホームカラーをしている人にパーマをかけるというのは

とても難しい仕事になります。

仮にうまく傷ませずにかけれたとしても、それが当然で

ホームカラーが美容師の仕事を邪魔するというのは

お客様には分からないことなので

本当に良いことが一つもないんです。


それでもどうしてもやってしまうという方は沢山いらっしゃいます。


ホームカラーと美容室のカラーの違いを

知っている方でもやっぱりお手軽なので

ついしてしまうんですよね。


ただ思われている以上にホームカラーの弊害は

結構あるんですよーって言う事を

是非知っていて欲しいです(T_T)/~~~



もしトリートメントカラーって呼べるのがあるとすれば

黒髪を明るくすることは出来ませんが

キューティクルを被膜しないハナヘナは

唯一そう呼んでもいいのかも知れません。


ただ傷んだ髪を直すということはどんな手を使っても

今の科学では無理だそうなので

トリートメントという言葉は使わない方がいいですね。

(無理というよりも理論的には可能らしいですが

美容室や自宅でするというのは現実問題無理だそうです

そしてその方法は今の地球上に存在してません。)



巷に溢れている修復トリートメントや

CMで謳われる傷んだ髪が蘇るというのは

全部ウソです(-_-)

嘘が言い過ぎなら間違いなく誇大広告です。

まぁそれはシャンプーやトリートメントに限りませんが・・・


ハナヘナは

髪を補強するとか、髪密度を上げるとかそういう言い方が正しいと思います。

実際傷んだ髪は直ってはいません。


でもうまく使っていくと、髪がまとまりやすくなったり

被膜で誤魔化すとかではなく

いい意味で傷みが気にならなくなってきます。


ハッキリ言ってしまえば

本当に傷んでしまっっている髪は最終的に

カットしてしまうというのが一番早い解決方法ですので

それまでどういう状態で髪を手入れしていくかの違いですね。


被膜して誤魔化し続けるか、

髪を補強しながらより素髪に近い状態で手入れしていくのか。

皆さんはどう考えますか?

いつもクリックありがとうございます。

今日もポチッとお願いします

にほんブログ村 美容ブログ 美容室・サロンへ         

にほんブログ村