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パーマやカラーの臭いと髪の傷みの関係。

パーマやカラーの臭いと髪の傷みの関係。

こんにちは青葉台 美容室 Suuの鈴木です。

今日はパーマとハナヘナをされてるお客様のご紹介。

ビフォア

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初めにカット・パーマしてその後ハナヘナで毛先を染めていきます。

根元はハナヘナだけだと明るく染められないので

アルカリカラーでリタッチしています。

アフター

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ハナヘナのハーバルブラウンで褪色していた毛先が

自然なブラウンにキレイに染まりました。


ハナヘナは髪密度もアップしてくれるので

パーマヘアでパサつきやすくなる毛先も艶っぽく仕上がり

色味+髪の補強効果 で一石二鳥なのでおすすめです(^o^)


パーマはDO-SのP-SETローションのつけ巻をして

1剤のパワーや放置時間を減らし、

髪への負担を和らげています。


今回はDO-SのL8を使い放置時間を短くして

R-STOPで中間処理、

2液処理の後にシャンプー台で

パーマ後の傷みの原因になるアルカリ除去をします。


後、パーマの一剤で使われている

システアミンの臭いが残る場合があるので

前処理で使ったP-SETローションで残臭処理もしておきます。


余談ですが、良くお客様で

「最近はパーマやカラーの臭いが昔よりしなくなって、

薬が良くなったわねぇ」

と言われる方が多いですが、


強い臭い = 髪に対する傷みが強い

ではありません。


むしろ逆の場合が多いです。

例えば、ホームカラーの1剤に使われる

モノエタノールアミンという成分は、

臭いが少ないですが髪に残留しやすく

カラー後の傷みが強いです。


それに比べて

美容室の一剤で使われるアンモニアは

臭いは強いですが揮発性があるため髪に残留しにくく

カラー後の傷みが少ないのが特徴です。


また、パーマの薬もシステアミンやスピエラなどは

臭いが強いですが髪への負担は少ないのが特徴です。


昔と比べて臭いがしなく感じるのは、

薬の臭い消し(マスキング)が良くなったのと

後処理として残臭処理などを

昔よりしっかりしたり、その技術が上がったからだと思われます。


なので、お客様に

「最近は臭いが少なくて薬が良くなったわねぇ」

と言われると、多分お客様にとっては

褒め言葉でおっしゃってるのだと思いますが、

そういう事でもないんですよと

毎回説明してしまいます。


細かい話ですが、

臭いが少ない = 髪の傷みが少ない

という間違った知識のままですと

例えば、ホームカラーも昔より臭いが少ないし

サラサラに仕上がるから髪に良くなったと

勘違いしてしまうことになってしまいます。


臭いが少ないのは前述の通りですし

カラー後サラサラに仕上がるのは

トリートメントという名の被膜剤が入っているからです。


サラサラに仕上がった = 髪が傷んでいない

でもないので注意が必要です。


むしろ、カラー等のアルカリ剤を使った後に

髪を被膜してしまうと、

髪に残留したアルカリが中々酸化されず

余計に髪へ負担をかけてしまいます。


ホームカラーをした後に

被膜が取れて来てから感じるバサバサ感や

傷みはそういう理由もあったりするのです。


ですので

臭い=傷む

ではないという事を知識として

是非知っておいて欲しいと思います(^_^)/


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