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イチローの引退会見を見て思った事

こんにちは!
横浜青葉台美容室
ヘア&リラックス スウの鈴木です(^-^)/

お店の名前と一緒に
僕の事も「スウ」さんと
呼んでくれると嬉しいです♪

イチローが引退しましたね。

僕はイチローと同じ歳で、同じ学年です。

だから、というわけでもないのですが
親近感があり、いつもその動向や発言が
気になる人の一人です。
僕が独立する以前に働いていた美容室で、
イチローがその輝かしく
華々しい記録を達成する度に話題になり、
その話をお客さんとしてて、
同じ歳なんですって話をしたら
じゃあ鈴木さんも頑張らなくっちゃ
って言われていたのを思い出します。

同じ鈴木さんだしと笑

その頃は頑張っても思ったように
結果が出ないと思ってた時期で、
それでも僕を支持していつも来てくれてる
お客さんに言われたので、
とても複雑な気持ちでした。

純粋に「頑張って!」
というエールだったと思います。

しかし、かたや前人未到の大スター、
僕はそれほど結果を出せてもいない美容師。

自分が壊れる寸前の限界まで頑張ってるか?
と言われれば、
それほどでもなかったのかもしれない。

でもイチローはもっともっとストイックに
きっと頑張っているのだろう。

自分では自分を奮い立たせて頑張って、
でも評価されず結果にもつながらず
とても苦しかった時期。

でも、きっとイチローは
自分の想像を越えるような努力で
次々と結果をだし続けているのだろう。

そう思っていました。
 
しかし、先日の引退会見でイチローは
こんな事を言っていました。

イチローの発言
そのまま載せます。
人より頑張ることなんてとてもできないんですよね。あくまでも、秤(はかり)は自分のなかにある。それで自分なりに秤を使いながら、自分の限界を見ながら、ちょっと超えていくということを繰り返していく。
 
そうすると、いつの日か「こんな自分になっているんだ」という状態になって。だから、少しずつの積み重ねが、それでしか自分を超えていけないというふうに思うんですよね。
 
一気に高みに行こうとすると、今の自分の状態とギャップがありすぎて、それが続けられないと僕は考えているので。地道に進むしかない。進むだけではないですね。後退もしながら、ある時は後退しかしない時期もあると思うので。
 
でも、自分がやると決めたことを信じてやっていく。でもそれは正解とは限らないですよね。間違ったことを続けてしまっていることもあるんですけど。でもそうやって遠回りすることでしか、本当の自分に出会えないというか。そんな気がしているので。。。
以前にもイチローは同じような事を
確か言っていたと思います。

でも言い回しが違ってきたからなのか
先日の会見のこの言葉は
今の自分の心にとても響きました。

イチローが最近になって、
試合に出れなくなってきたり、
段々結果につながらなくなってきた経験をしていて、頑張ってくれと思っていた分
だからこそ、この言葉はより心に刺さったのかもしれません。

彼は誰も成し遂げる事が困難な
偉業を達成したレジェンドです。

前人未到を達成した人が見た景色は
どんな景色なのだろう?

きっと自分とは異次元の世界なのだろう。

そう思っていたのですが、
先日の会見は自分の経験からも
そうだなと思う事ばかりで
より親近感が湧き、
自分の信じている事もあながち間違いではないのかもしれない。
という勇気をもらえました。

もちろん雲の上の人のような存在ですが、
それでも彼を別次元の人と捉えるより、
彼がひたむきに、ストイックに
一途に、駆け抜けた野球人生から
学ぶものが自分にもあるはず
と考えた方がいい。
そして彼はこんな事も言っていました。
ある時までは自分のためにプレーすることがチームのためになるし、見てくれる人も喜んでくれるかなと思っていたんですけど、
​​​​​​ニューヨークに行った後ぐらいからですかね。人に喜んでもらえることが、一番の喜びに変わってきたんですね。

その点で、ファンの方々の存在無くしては、自分のエネルギーは全く生まれないと言っても良いと思います。
この言葉も今の自分には
とても共感できました。

以前から、
イチローの発言を否定的に捉える事は、
決してなかったのですが、
自分の経験値では半信半疑というか、
正直そこまで府におちるって
感じもなかったです、
いいこと言うなぁっていう程度。

しかし、今は以前よりも彼の本当の心が
より分かるような気がします。

そして彼が、
今ままでで一番印象に残っているシーンは?
という質問に答えた答えが
僕の中では一番印象的でした。

今まで達成してきた記録よりも、
それにひたむきに立ち向かっていた日々よりも、試合に出られなくなってきてから、
チームの仲間と一緒に練習を続けた日々。
それの方が印象に残っていると言っていました。

あの日々はひょっとしたら誰にもできないことかもしれない。ささやかな誇りを生んだ日々であったと思うんですよね。去年の話だから近いということもあるんですけど、どの記録よりも自分の中では、ほんの少しだけ誇りを持てたことかなと思います。
 
そうなのか。。。

彼は最後を日本で迎えられた自分の境遇を
ギフトだと表現していました。

そこには周りの人への感謝が詰まっているなと思いました。

自分一人では成し遂げる事が出来なかった事。

それを最後のファンの熱意や、
彼を温かく見守ってきた人たちの中に
本当に感じて、それこそがもっとも大事なのだと。

そこにたどり着いた自分は、
ちょっとだけ誇りに思える。

そういう事なのだろうと思いました。
 
人それぞれ様々な捉え方があると思いますが、自分は先日の会見のイチローは
今までで一番より身近に感じる事が出来ました。

彼の言葉の使い方、伝え方が
より洗練されてきて、
優れているからなのかもしれません。

経験値があがる程に、
より人の気持ちを思いやったり
慮る気持ちが、彼の言葉の端々に感じられるようになったからかもしれません。
彼のエゴではなく、
ただひたすらひた向きに歩んできた日々。

偉大なレジェンドが教えてくれる教訓も
きっと歴史や記憶に残り、
この先も色々な人の胸を打つのでしょう。

平成が終わっていく、このタイミングで
引退されたイチローの言葉。
僕も記憶の中にとどめて、
忘れないようにしていきたいと思いました。

イチローありがとう✨
今日は以上です。
それでは今日も良い1日を(^_^)/~~