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男が好きな物語

こんにちは!
横浜青葉台の美容室
ヘア&リラックス スウの鈴木です(^-^)/

スウさんと呼んでください♪
昨日女性のお客さんと話していて、
「男の人って何で歴史が好きなんですかね?」って話になった。

僕も歴史が好きで本も沢山持っている。

奥さんには
「そんなに沢山同じような本買って、
いつになったら歴史を覚えるの?」
って言われてる笑

別に覚えるのが目的ではないのだ。
勉強している訳でもない。

男が歴史が好きなのは、
戦国時代とか明治維新の頃とか
何でもそうだけど
男たちの物語だからだろう。


もし、もっと女性の目線で
描かれた歴史の物語があったなら
興味が湧くのかもしれないけど
ほとんどが男目線なのだから
女性の大半が興味がないのは
当たり前だし、しょうがない。

誰が天下を取ったとか、
誰が敗けて誰が勝ったとか
きっと女性にとってはどうでもいいのだ笑

歴史には
その時代に命をかけて生きた
男たちのロマンや哲学がある。

男はそんな所に共感したり
興奮するのだと思う。

でも歴女とかもいるから、
真田幸村に萌えたりとか
その時代をカッコ良く生きた
雄々しい男たちに
興味がわく人も中にはいるようだ。

しかし、そんな歴女も
名もなく散っていった人たちには
それほど関心がないかもしれない。
 
歴史はそんな名もなき人たちによっても
作られてきた。

そんな歴史のスポットライトが
あたらなかった人たちの物語。
そんな事を想像するのも好きです。


僕の好きな落語のおじさん
立川談志は昔、「忠臣蔵」の物語を例に
こんな事を言ってました。
 
忠臣蔵は四十七士が敵討ちに行って、主君の無念を晴らす物語だよな。普通は四十七士がどんな苦労をしたか、それに耐え志を忘れずに努力した結果、仇を討ったという美談で、当然四十七士が主人公だ。スポットライトを浴びるわけだ。

でもね赤穂藩には家来が三百人近くいたんだ。総数の中から四十七人しか敵討ちに行かなかった。残りの二百五十三人は逃げちゃったんだ。
……逃げちゃった奴等はどんなに悪く云われたか考えてごらん。

理由の如何を問わずつらい思いをしたはずだ。落語はね、この逃げちゃった奴等が主人公なんだ。
 
 眠きゃ寝る。酒を飲んじゃいけないと、わかっていてもつい飲んじゃう。理性ではどうにもならない人間の駄目な心の働きを「業」という。それを肯定するのが、落語なんだよ。

「落語とは人間の業の肯定である」。よく覚えときな。学校じゃこんなこと教えてくれねェだろうから……
僕はこんな事を教えてくれた談志が
大好きです。

そして彼が愛した落語も、
彼を通して好きになりました。
今日はただそれだけの話です!

おやすみなさい。