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催涙雨

「催涙雨」

という言葉を皆さんはご存知でしょうか?
 
七月七日に降る雨を意味する言葉で、
七夕しか会うことの出来ない織姫と彦星が天の川を渡れなくなり、流す涙になぞらえているそうです。

情緒のある言葉で、日本語って本当に素敵だなと思います。


ちなみに七月六日に降るは「洗車雨」と呼ばれ、織姫に会うため彦星が自らの牛車を洗っている水、というのを表現した言葉だそうです。
そう言えばつい先日Annさんのライブを見に行った7月6日の渋谷も、洗車雨でした。。。

面白いですよね。

雨一つとっても、物語が感じられる言葉。

自然を愛する日本人特有の感覚なのかなと思います。


天の川の事を英語ではミルクをこぼしたように見えることから、Milky Wayと表現すると知った時、面白いなぁと思いましたが、
やっぱり僕は天の川という表現が好きです。

日本人独特のセンスだなと感じます。

どちらが良い悪いとかでは、
もちろん全然ないのですが、
日本人には日本人独特の感覚というのが潜在的にあるのだと思います。
 
日本語の雨を表す言葉は他にも400種類以上あるそうです!

調べていたら一部がサイトにのっていたので載せてみます。

天津水、香雨、春雨、豪雨、ゲリラ豪雨、雷雨、梅雨、滝落としの雨、車軸の雨、濯枝雨、分竜の雨、桜雨、霧雨、にわか雨、天気雨、怪雨、地雨、小糠雨、露時雨、小夜時雨、春時雨、横時雨、青葉雨、村雨、村時雨、片時雨、夕立、袖笠雨、肘傘雨、群雨、群時雨、早雨、篠突雨、五月雨、栗の花霖雨、鬼雨、私雨、外待雨、凍雨、氷雨、暁雨、天泣、日照雨、煙雨、春霖、秋霖、液雨、薬雨、翠雨、緑雨、白雨、麦雨、瑞雨、甘雨、催花雨、黄雀雨、黄梅の雨、干天の慈雨、寒九の雨、虎ヶ雨、半夏雨、御山洗、酒涙雨、
などなど

 
使った事のない初めて知る表現が一杯です!

最後の「酒涙雨」(さいるいう)は
「催涙雨」と読み方も意味も同じだそうです。

雨一つとっても、こんなに沢山の日本語の表現があるのはやっぱり、
日本人特有の自然に親しみを感じている心の現れなのかな、と思います。



雨に対しても単なる物質以上のものを
潜在的に認識しているというのがある。
この時期、湿気があってジメジメして、
しかも雨が多くて、濡れるから嫌だなぁ
とか思ってしまう事もあるかもしれない。

だけど昔の人たちは、そんな雨もただ単に物質として捉えるだけでなく、色々な表現で親しみを込めた。

そんな心がきっと大事なのだ。
 
時代は変わるという。

これからの時代はこうだとか、ああだとか。

これからの時代を生き抜くには、こうじゃなきゃ生き残れないとか。

確かにそうなんだろう。

新しい価値観。
新しい時代の人たちがつくっていく。

そんな事にもワクワクする。

だけど僕らが潜在的に持っている心。

そんな心を大事に忘れずに持ち続ける。
新しい価値観が本当に実るのは、
今まで積み重ねてきた歴史を知って
深く深く心に刻んだ時ではないのかと思います。

そうでないと悲しいし、そうであって欲しいと心から願う。
僕の年齢のような、所謂オジサンでも、
きっと新しい時代を作る一人だろう。

新しい物だからって若い人だけでつくるとは限らない。

オジサン黙っとけ!
って言われそうだけど笑

そういうものだろう、
じゃないと付け焼き刃ですぐに折れてしまうんだと思う。

「人を愛する」
っていう事を人に教わる。

「自然を愛する」
っていう事を自然に教わる。

「自分を愛する」
って事を自分に教わる。

そんな事をまた気付かせてくれました。

ありがとうございます。


 
そんな事を想った催涙雨の夜が明けた
朝でした。
今日は以上です!

それでは今日も良い1日を(^_^)/~~
 
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