BLOG

「時間」は生命によって作り出されている?

浦島太郎が竜宮城から帰ってきたら
現実の時間はすごく進んでいて周りは年を取っているのに自分はそんな時間を感じてなくて若いままだった

 
浦島太郎は玉手箱を開かなければ周りが作り出した時間から見ると、自分が作り出した時間が遅いから長生きしていくように見えます

この「作り出した時間」
っていうのが普通の僕らの時間の感覚にないものなので理解しにくい
しかしこんなお伽噺のような事が実際に起こるなんて事があり得るのだろうか?

 
放っておいたら無秩序に向かっていく生命が、その無秩序に向かう前に「先回り」して自らを壊して(分解)それと同時に自らを作り出して(生成)生命の維持を保とうとするのが生命現象だとする
「動的平衡」という生命の定義をとなえた福岡伸一先生

 
この「動的平衡」の生命に起こっている
「先回りする」という現象が
時間を追い越すことによって時間を作り出してるって考えられるのだそう

 
一人一人の細胞単位でこの先回りのスピードが違うと考えたら浦島太郎のような現象が僕らがカウントしてる時間とは違う所で実在するのかもしれない

これは理解しづらい概念だけど
何でそれが理解しにくいかというと
僕らは普通、時間というものが過去から未来に一方的に流れると考えているから

 
でも時間というのはどうやらそうじゃないらしい

 
「先回り」できるという事は、時間が
僕らの考えてる直線的な流れでなくて円環するように回ってるんだと考えられる

 
先回りすることができるという事は
時間が未来からも流れてきてるからといえる
生命における時間というのは、生きる行為の上で、未来の方からこちらに向かって来るものがあって成立しうる

 
「過去と未来の同時性」というのがあって
 
「分解と合成の同時進行」がおきる

 
現在の最先端の量子論の世界では
「自然界には同時に起こる現象がある」
ってことが分かってきたんだそうです。

原因があって結果がある
という因果律では理解しにくいもので
自然本来のありのままは矛盾を内包していると捉えないと、本来のありのままの姿が見えない

 
これは時間の概念にも言えることで
自然というものをありのままの形で捉える
ピュシス的考え方が
 
これからの未来を考える上でや
人と人、人とウィルス、人と自然
の関係を考える時の思考の柔軟性を生んでいくのに必要な概念のような気がする


因果律に縛られない矛盾への理解

相反するものが同時に起こっている
自然のありのままの美しさ

論理を越えて感覚的に備わっているものや
見えない世界、表面からは隠れている真理

そんなありのままを見る目
そんな姿を感じたり理解したり
理解しようとする心が
すごく大事になってきている今があると感じてます


~~~~~~~~~~~~~~~~~
自宅療養を余儀なくされている発熱の症状や熱病でお悩みの方へ

ワクチンの副作用や新型コロナウィルスに感染しても病院に行けずみてもらう事も出来ない状況の方など

どうしたらいいのか不安になられたりなどしてより病いの回復が遅くなってしまうという事があると思います

そんな時に普段からの養生方としてや自分の体を自分で守っていくというアーユルヴェーダのような東洋医学的観点が役に立つと思っています

ですのでアーユルヴェーダ的病気に対するセルフケアのやり方や対処方、考え方など以前の動画と最近書いたブログリンクを貼っておきますので是非参考になさって下さい