先日アーユルヴェーダのクリニックに行った
そのレポートを書きます。

アーユルヴェーダって何？

って方に簡単に説明します。

日本では何となくエステみたいな認識の方が多いと思いますが、本来はスリランカが発祥と言われる、紀元前からある伝承医学です。

予防医療としてのひとつの対処方として、
オイルを使ったトリートメント(マッサージ)があります。

額の第三の目と言われる所に、
オイルを垂らしながらマッサージする
「シローダーラ」とかは
皆さんもどこかで見た事があるのではないでしょうか？

あれも誰でも彼でもやって良いというわけではなく、
その人それぞれの体質や、今の健康状態に必要な時にやるものの一つです。

なので、自分がこのメニューをやってみたい！
と言って決められる物ではなく、
しっかりカウンセリングしてもらって、
必要なトリートメントをしてもらう。

というのが本来のアーユルヴェーダの形です。

 

今またここへ来て、
アーユルヴェーダの認知度があがってきてるので、
エステサロンなども今後増えてくるかもしれないですが、
エステサロンではなく、本来の形である、
クリニックとしてアーユルヴェーダをやっている所を
お客さんに紹介して頂いたので行ってきました。

行く前と行った後の事を少しブログにしましたのでそちらも是非どうぞ。
↓

アーユルヴェーダについて簡単に書きましたが、最初にもう少し説明しておきますね。
 

アーユルヴェーダの本質的な考え方に
人間も他の動物や植物と同じように、
自然の一部と考える。
というのがあります。

自然の一部というと語弊があるかもしれませんが、
宇宙を構成するエネルギーと同じで、
人の身体も小宇宙であると捉えています。

アーユル＝生命
ヴェーダ＝科学

古代インドには、目には見えない精妙な自然の法則を
深く緻密に捉えた科学があり、それをヴェーダと言いました。

アーユルヴェーダは
人間だけでなく、動物や植物などを含む
「生命全体の科学」
とも、言えます。

そして、人間は
一人一人が違った個性を持っていて、
全ての人はみんな違う、というのを前提にしているのが
アーユルヴェーダの特徴です。

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前置きで疲れちゃいましたかね？(^-^;

でも、少しずつでも理解してもらいながら、
伝えたいと思いますので、
興味のある方は頑張ってついてきて下さい。

カウンセリングのはじめの方に、
病気には「原因があって結果がある」
その原因を考えるのが、アーユルヴェーダの医学です。
と先生に教えて頂きました。

一見当たり前の事を言っていて、
「そうですね」と聞き流してしまいそうですが、
なぜそれを最初に教えてくれたのか？
色々考えました。

そうか、結果をみて色々な手段、処方で治そうとアプローチするのが「現代医学」だとしたら、
なぜそうなったのか？
その原因を探って、改善していくのが大事と考えるのが「アーユルヴェーダ」という事を伝えたかったのだ。

アーユルヴェーダが「予防医学」というのは認識してたけど、
改めてその本質を短い言葉で教えてくれたのだなと思いました。


なので、その原因を探るために
色々なお話と身体の診断をして頂きました。
 

僕が行った祐天寺のハタイクリニックさんでは、カウンセリングが一時間ありました。

その前に今の身体の調子や病状など、
診察前に色々紙のアンケートに答えます。

わりと質問内容が多く、過去の事など思い出しながら書いて、少し時間がかかっていたら、
「ある程度書いて頂いたら問診で大丈夫ですよ」
と受付の方が先生の所へ案内してくれました。

カウンセリングでは、
今の身体の状態や気になる所、
過去の病気、
１日の時間の過ごし方。

その他にも、
どんな仕事をしているか、
仕事の内容、通勤時間、勤務時間、
将来の話、幼少期の話、
趣味の話、休みの日の過ごし方。

その中で自分が認識している体質も聞かれ、
汗をかきやすいとか、太りにくいとか、
お腹が痛くなりやすいとか、
そういった問診と、
その途中途中で、脈をみてもらったり、
手や爪を見てもらったり、
舌を見てもらったり、
肌を少し引っ掻いて、その後の経過をみたり。
 

色々お話ししながら、自分が今どういう体質なのか？今何に気をつけるべきか？
を診断してもらいました。

 

人はそれぞれ生まれながらにして持っている体質と、
今の年齢、生活環境などからきている体質というのがある。

アーユルヴェーダでは、
前者をプラクリティと後者をビクリティと言います。

そして、人それぞれの特徴から
「ドーシャ」という、その人がどんなエネルギーのバランスで成り立っているのか？
というのを現す指標がありそれを調べてもらいました。

ドーシャには３つの属性、
ヴァータ、ピッタ、カパ
というのがあります。

僕の今の特徴は
ピッタとヴァータが乱れていて、
基本的には元々がピッタという診断でした。

ドーシャの事を良く知らない方は
何のこっちゃ？ですよね。

ちょっと説明しますね。

アーユルヴェーダでは、この大宇宙に存在する全てのものは、
「地・水・火・風・空」の五大元素からなると考えます。

この五大元素の組み合わせの違いによって、
その形状・性質・特徴などが決められます。

そして小宇宙である人間の体も、
同じように「地・水・火・風・空」の五大元素からなると考え、
そのバランスがどうなっているかによって
その人それぞれのエネルギーの特徴を現す。

その「地・水・火・風・空」の五代元素をもとにした
「ドーシャ」と呼ばれる生命エネルギーが、
自然界でおきるすべての現象を支配していると考えます。

これを「ドーシャ理論」と呼んでいます。

ドーシャは病素とも訳す事が出来て、
そのバランスが乱れると病気になると考えます。

ドーシャにはヴァータ、ピッタ、カパという属性があります。

風に象徴される「ヴァータ」
火に象徴される「ピッタ」
水に象徴される「カパ」

この３つのドーシャによって、
僕たちの体や心は動いていると考えます。

なので、人の体の中で、
この３つのドーシャのバランスがとれていれば健康、
それが乱れた時を病気と捉えて、
ドーシャのバランスを整えるように
薬や、マッサージ、日々の食事などで
治療していくというのがアーユルヴェーダです。
 

ちょっと説明ばかりになってしまっていますが
大丈夫でしょうか？

その中で僕のドーシャはピッタ（火の属性）とヴァータ（風の属性）
が乱れていて、元々のドーシャはピッタという診断でした。

このドーシャのバランスを整えるのが
アーユルヴェーダの処方です。

実際自分の症状として、
・お腹を下しやすい
・皮膚が痒くなる（皮膚炎）
・不眠(不規則な睡眠)
・目の疲れ

などがありますが、これらは全てピッタが増えた時に起こる症状。

なので、この増えたピッタを抑える生活習慣、食事をアドバイスして頂きました。

日々の生活の中でやった方が良い事、やらない方が良い事
食べた方が良い物、食べない方が良い物。
などのアドバイスです。

アドバイスについての詳細は
また機会があればまたブログにします。

 

長くなったので一旦ここで区切ります。

最後ちょっとまとめとしてカウンセリングを受けた感想を書いて
終わりたいと思います。

先生がカウンセリングで最初の方に言われた
「原因があって結果がある」
という言葉。

そして、結果の解決よりも、原因を解決するのが大事という考え方。

これは僕ら理美容師が扱う髪の毛や頭皮にも通じるな
と思いました。

髪の毛が傷んだ結果を見て
トリートメントをしましょう。
と言って、その場、その時だけを改善しても
根本的な解決はせずに、また来られた時に傷んだ髪で来店される。

そこに対して、今度はもっと良いトリートメントがあるとか処方を変えても、
その傷んだ原因を改善しないかぎり良くなってはいかない。

それは僕らがやるパーマやカラーもあるけど、
日々の生活の中で髪をどう扱っているのか？
がとても重要で、
そこが上手くいっていれば
美髪につながるというケースが多い。

薄毛や脱毛で悩んでいる方も、
どうしてそうなっていったのかが分からなければ
美容室で一時的にヘッドスパしたりしても、
根本的な解決にはならない。

しかし、そこはあまり重要視されずにきた
というのがずっとあった。

そんな考え方一つとっても
アーユルヴェーダを通じて学ぶ事がある。

その他のメンタルからくる病気のアプローチも
アーユルヴェーダの哲学はとても興味深い。

今回ハタイクリニックさんに行った事で
よりアーユルヴェーダについてもっと深く学びたい
と思うようになりました。

してもらったマッサージの事などまたレポートします！

最後までお読みいただきありがとうございます(^^)

それではまた(^.^)/~~~

アーユルヴェーダセラピスト勉強中の
祐実ちゃんのブログも是非どうぞ(^^)✨
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YUMIのゆる～い日記